お知らせ
2022年11月29日
じょうずなカーポート選びで快適カーライフを送ろう!
カーポートのサイズは車の台数を基本に考えます。
でも家族が増えれば大きな車に買い換えるかもしれませんし、台数が増えるかもしれません。
お子さんがいる場合には自動車やバイクの駐輪スペースも必要になるかもしれません。
将来起こり得る変化をある程度見込んで選ぶことをおすすめします。
【サイズ選びのポイント】
「1台用」「2台用」と書いてあっても、それぞれに異なるサイズが2~3用意されているものですので、車の大きさに合わせましょう。
乗り降りのスペースも考慮して余裕のあるサイズを選ぶことがポイントです。
長さ(奥行)は、ボンネットを開けての点検や後部トランクの開閉も考慮しましょう。
幅は、ドアの開閉や人の通路も計算に入れておく必要があります。
【高さ選びも将来を見据えて】
もしあなたの趣味がアウトドアなら、車にカーキャリアを設置したいと思ったことはありませんか?
もっと大きなRV車への買い替えを検討しているかもしれません。このような場合、カーポートにも背の高さが必要になってきます。
カーポートの柱の高さには3タイプあります。ハイルーフタイプの車や屋根にキャリングケースを載せている場合は、標準より高いタイプの柱(ハイロング)にするなどの検討もしておきましょう。
※商品、メーカーにより異なる場合がありますのでカタログなどでご確認ください。
【暮らしを考えてプラスαのサイズも検討】
屋根がアプローチまで張り出すタイプなら、雨雪に濡れずに車と玄関を行き来できます。
プラスαの屋根があれば、自転車やバイクもラクラク駐輪。
【耐風性能の考え方】
カーポートの耐風性能は「最大風速」で表示しています。これは瞬間的に吹く強い風の最大値(最大瞬間風速)とはちょっと異なるので注意が必要です。
強弱を繰り返して小刻みに変化しながら吹く風の強さを10分間の平均値で表したものを「平均風速」と呼びますが、カーポートの耐風性能はカーポートが耐えられる「最大の平均風速」という意味になります。
例えば耐風性能38m/sのカーポートなら、「風速の平均が38m/sまでは耐えられる」という意味です。これは天気予報の用語だと「猛烈な風」と表現でき、樹木が倒れる程度だとされています。
【耐積雪性能は余裕をもって選ぼう】
カーポートの耐積雪性能は、屋根に載せられる積雪量を目安にした数値が「cm」で表示されています。ただし、同じ深さの積雪でも、時間が経つにつれ状態が変化し、多くの場合は水分を含んだり自重で圧縮されたりして、新雪の3倍以上の重量になることもあります。
カーポートの耐積雪性能は、上記のように重くなる前の「新雪」の積雪荷重が基準となっていますので、余裕のある耐積雪性能のカーポートを選ぶことをおすすめします。
また設置後には、雪が積もった時はなるべく早めの雪下ろしが肝心なことは言うまでもありません。
一般的なカーポートで20cmの積雪まで耐えられる設計になっていますが、日本海側などの雪の多い地域には最大200cmの積雪まで耐えられる商品もあります。必要な強度を満たしたカーポートを選びましょう。
※メーカーにより商品が異なりますのでカタログなどでご確認ください。
【結露や霜を防いで冬の朝を時短】
冬の朝にフロントガラスが凍っていた!という経験をされた方は多いと思います。急いでいるのに暖機運転をしなければいけないし、ガソリンももったいないですよね。
カーポートのメリットの一つに、車に霜が降りるのを防ぐということがあります。
放射冷却でフロントガラスの表面から逃げていく熱をカーポートの屋根が抑えてくれるからなのです。
例えば寒い地方では降霜・結露する日が年間200日以上に達する地域もありますが、カーポートがあれば、200日中120日も降霜・結露発生を防げると予測されています。また、近畿以西の主要都市では、カーポートを設置すれば結露・降霜が年間0日になるという予測もあります。
※参考数値です。
【屋根ふき材選びも重要ポイント】
カーポートの役割はその屋根の下の車等を守ることにあるので、屋根ふき材の選択は特に重要です。主な屋根ふき材を紹介します。
*明るさを確保できる「ポリカーボネート板」
太陽光線をほどよく透過させるので窓の前が駐車スペースでも明るさを遮りません。
でも紫外線はほぼ100%カット。耐衝撃性にもすぐれ、火災に対しても高い防火性があります。
遮熱効果がある「熱線遮断ポリカーボネート板」を選べば、暑い日の車内温度の上昇を抑えます。
*耐荷重性能を重視した「スチール折板」
耐荷重性と遮熱性の高さが特長で、積雪地に適しています。
*美しさを追求する「アルミ形材」
アルミ色や木調色から選んで住まいを美しく引き立てることができます。
*「波板」
太陽光線を透過させる波板です。
*「アルミ樹脂複合板」
アルミと樹脂を複合させ、不燃認定を取得した屋根ふき材です。
*「熱線遮断FRP板」
防火認定の繊維強化プラスチック板です。
【スペースの広さと車の台数に応じてタイプを決める】
カーポートもさまざまな支持方式(柱の本数や位置)があります。駐車スペースの道路に面した間口の広さに応じて、駐車の際に柱が邪魔にならないよう配慮して選ぶことが大切です。
*間口が狭く左右がギリギリの場合
・・・おススメは「後方支持タイプ」
・・・柱が後ろなので左右に余裕がなくてもOK。
*間口にそれなりの余裕がある場合
・・・おススメは「片側支持タイプ」
・・・片側に柱がないので開放的に乗り降りしやすい。
*車が2台でスペースが十分ある場合
・・・おススメは「両側支持タイプ」
・・・複数台を納めるならコレ。強風や積雪にも強い。
■「連棟」や「合掌」でイレギュラーな敷地形状や施工条件でも解決。
*縦に組合せる「連棟」で縦長スペースに対応。
*台形などのスペースには「M合掌」でサイズ違いも組合せ可能。
*柱位置を真ん中にする「Y合掌」で配管などを避けて設置可能。
道路に接して玄関近くに設けられるカーポートは、車を守る機能だけでなく、エクステリアデザインの大切な要素にもなります。
建物や外構の雰囲気に合うように、形や色、素材などを検討しましょう。
【モダンスタイル】
タテ・ヨコ・ナナメのシャープな直線が特長のモダンスタイルには、フラットな屋根のカーポートがおすすめです。シンプルでスタイリッシュな直線が建物と美しくマッチします。
【洋風スタイル】
温かみのある素材や色調で魅せる洋風スタイルの住宅には、優しい木調色をあしらったカーポートがおすすめです。建物全体と調和する色合いを選びましょう。
【ベーシックスタイル】 ※イメージ画像
落ち着きとフレンドリーな雰囲気が特長のベーシックスタイルには、シンプルなカーポートがおすすめ。飾らない佇まいが建物と調和します。
【リゾートスタイル】
温かみのある木調仕上げで周囲の樹々との一体感を高め、ナチュラルなテイストを演出。梁を延長するなどしてレイアウトを工夫すると、より開放感が高まります。
カーポートは屋根付きのスペースですから、雨の日の物干し場や、ちょっとした作業場としても使えます。その際に、収納スペースや電源などがあると便利です。
*明かり取り屋根
・・・部分的に透過性のあるポリカーボネート屋根材を組み合わせることで、
屋根下に空からの明るさを確保できます。
*宅配ポスト
・・・梁の一部を延ばし、便利な宅配ボックスも組合わせられます。
*サイドパネル
・・・雨風の吹込みや側面からの日差しを遮ったり、プライバシーを守る効果があります。
*水平式物干し
・・・屋根下のスペースを物干し場として活用できます。雨の日に便利です。
*収納棚
・・・カー用品などが収納でき便利です。
*外部コンセント
・・・コンセント設置は配線工事が必要となるため、後からでは大変です。
100V電源用のほか電気自動車に対応した200V電源用もあります。
※商品やメーカーによってオプション設定が異なります。カタログなどでご確認ください。