お知らせ

2023年10月27日

LEDライトの種類と正しい選び方とは!

「電球色」「昼白色」「昼光色」などライトの色にはいくつか種類があり、作業効率やくつろぎ時間の質にも関係してくるので重要です。
シーンに適した色味を正しく活用すれば、生活空間をより心地よく整えることができるはずです。


(Panasonicホームページより)

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LEDライトの種類と正しい選び方について見ていきましょう!

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LEDライトの色は、オレンジがかった暖かい「電球色」から、すがすがしくさわやかな青みがかった「昼光色」まで大きくは4種類ほどに分けられます。
この色の違いは「色温度(単位=K(ケルビン)」という数値で表され、このケルビンの数値が高いと青白い光(=昼光色)に近くなり、明るく活動的な空間に向いています。一方低くなると光はオレンジ(=電球色)がかり、落ち着いた空間によく使われています。

(写真左:色温度が低い光=電球色などのオレンジがかっている)
(写真右:色温度が高い光=昼光色などすがすがしくさわやかな青みがかった光)

ライトの色(光色)によっては、場所や時間、シーンによって向き不向きがあります。たとえば勉強の時に小さな文字が見づらいなどということがないように、そのシーンや目的によって適した光色を選ぶ必要があります。

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■温かみある「電球色(でんきゅうしょく)」はくつろぐ目的の部屋に

「電球色」は電球のような温かみのある光色です。

【適したシーンや場所】
 リビングや寝室などくつろいでリラックスするための部屋に適しています。

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■落ち着いた明るさの「温白色(おんぱくしょく)」は団らんの部屋に

「温白色」は落ち着きのある明るい光色で近年人気が出ています。

【適したシーンや場所】
 リビングなど団らんするシーンやダイニングなど様々な場所で使いやすい光色です。

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■自然な光の色に近い「昼白色(ちゅうはくしょく)」は調理やメイクをする場所に

「昼白色」は生き生きとした自然な光色です。

【適したシーンや場所】
 調理をするキッチンやダイニング、メイクなどをする洗面台に適しています。

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■すがすがしい青みがかった色の「昼光色(ちゅうこうしょく)」は読書や勉強する部屋に

「昼光色」は青みがかったさわやかな光色です。

【適したシーンや場所】
 勉強部屋やリビング、読書をする場所に適しています。
 在宅ワークや子どものリビング学習にもおすすめです。

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(表:4つの光色の違いと特徴一覧)

LEDライトには、この色温度を調整できる「調色機能」がついているものもあります。
ライトを選ぶ際には、この調色機能の有無を見て選ぶこともひとつのポイントになりそうですね。

調色機能が最も活躍する部屋のひとつはリビング・ダイニングかもしれません。
同じ照明器具でも、昼の使い方と夜の使い方で異なる場合は切り替えできるものを選べると快適です。
昼間にリビングで勉強や仕事、読書などの作業をするなら、クリアな光で紙と文字のコントラストがアップする昼光色を使いましょう。文字が読みやすくなり、集中したい作業のときに向いています。
一方、夜に団らんを楽しんだりするときは電球色にするのがおすすめです。電球色は温かみがありリラックスして過ごせるうえに、落ち着くおやすみ前のあかりとして夜のリビングにピッタリです。
また、生活リズムに合わせて自動で光色が切り替わるモード(おまかせモード)が搭載されている器具もあるので、意識しなくても日中の生活から夜の入眠に適した環境まで整えることもできます。

色の調節ができる調色機能のほかにも、便利なのは明るさを調節する「調光機能」。
明るすぎたり暗すぎる場合だと、リラックスしたり作業に集中することが難しくなったり、人によって必要な明るさや好みも異なります。
調光機能付きのLEDライトのモデルによっては、細かく調整できるものや大まかに数段階の調整のものなど違いがあるため、調光機能付きのLEDライトを選ぶ際はその違いもチェックしてみてください。

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■長寿命と高い省エネ性で節電も

LED電球は定寿命約40,000時間と長寿命。
白熱電球の約40倍も長持ちするので、電球の取り替えの手間が減らせます。

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■白熱電球をLED電球に交換すると年間電気代が約2,880円もお得!節電にも。

白熱電球からLED電球に取り替えると消費電力を大幅に削減できるので、節電、節約につながります。長く使うほど電気代がお得になり、定格寿命40,000時間では電気代が約57,600円もお得に。


(Panasonic調べ)
(使用条件により変わることがあります)

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■LED電球を選ぶときにちゅういするべきポイントとは

「LED電球購入で失敗した・不満を感じたところは?」という質問で一番多い答えが「明るさ・光色」というアンケートがあるそうです。
より詳しく見ていくと
 1位:思っていたより暗かった
 2位:光の広がる角度(配光角)が狭い
 3位:思っていた光色と違った
という順になっています。


■「明るさ・光色」で失敗する原因と、選ぶときに注意するポイントは

【W(ワット)/形相当】
明るさはパッケージの「W(ワット)/形相当」でチェック。「40形・60形・100形」相当などがあります。お使いの白熱電球の明るさ表記と同じLED電球を選びましょう。もし今使っている白熱電球が40形で暗く感じる場合は、LED電球の「60形相当」に替えてみるのもよいでしょう。

照明器具の対応ワット数より低ければ、白熱電球40形からLED電球60形相当などに変更が可能です。


【配光角(光のひろがり)】
W(ワット)/形相当が合っているのに暗いと感じる方は、光の広がりに問題がある場合も。
白熱電球は全方向に光が広がりますが、LED電球は商品によって光の広がる角度(配光角)が異なるので、使い場所や器具によって適切な配光角を選びましょう。白熱電球の光の広がりに近いものが欲しい場合は、「空間全体を明るく照らすタイプ(配光角約260°)」がおすすめです。

・空間全体を照らすタイプ(約260°)/リビングをはじめ様々な場所や照明器具におすすめ。
・広範囲を照らすタイプ(約180°)/ダイニングや玄関など四隅まで明るく照らしたい場所におすすめ。
・下方向を照らすタイプ(約140°)/廊下やトイレ、洗面所など手元・足元にあかりが必要な場所におすすめ。


【光色】
一般的な白熱電球は光の色が一色しかありませんが、LED電球なら光の色(光色)が選べます。
どんな部屋や用途で使いたいかで選びましょう。また、複数の電球を使用する器具の場合、買い間違いにも注意しましょう。


【演色性】
家の中と外でメイクが違った印象で見えたり、紺と黒の服の見分けがつきにくかったりするのは、光の演色性(Ra)が影響していることも。演色性が100に近いほど自然光の見え方を忠実に再現しています。食事や肌などが色あざやかで美しい色に見えると、日々心地よく過ごせるもの。ただ明るいだけでなく演色性が高いLED電球を選びましょう。


■「寿命・品質」で失敗する原因と、選ぶときに注意するポイントは

【適合器具】
定格寿命約40,000時間のLED電球、長持ちすると思って取り替えたのに意外と短い期間で切れてしまう場合、ご使用の器具に適合していない可能性があります。特に玄関の屋外器具・浴室の密閉型器具・廊下のダウンライトなど、熱のこもりやすい器具は要注意。LED電球は精密機械なので、知らないで取り替えると短寿命の原因になるだけでなく、器具の故障につながることも。また、調光機能付きの器具はさらに注意が必要です。

LED電球の敵は「熱」。LED電球は熱くならないと思われていますが、中身は精密機械なので熱がこもりやすい環境だとLED電球の内部が100℃以上になることもあり、不具合や短寿命の原因となってしまうことも。熱対策がしっかりと施されたLED電球を選びましょう。

実はご家庭で使われている器具のうち、約6割は熱がこもりやすいダウンライトやブラケット、スポットライト、外玄関灯です。これらは器具に対応したLED電球を選ばないと、短寿命の原因になる場合があるので注意が必要です。

光を明るくしたり暗くしたりする調光機能が付いた器具でLED電球を使う場合は、必ず調光器対応タイプをお選びください。調光器対応ではいLED電球を使用すると、極端な短寿命になったり器具破損の原因となります。


■「サイズ」で失敗する原因と、選ぶときに注意するポイント

【口金サイズ】
器具に電球を差し込むところを口金(くちがね)と言い、器具によって対応するサイズが異なります。E26口金(直径26mm)はメインライト、E17口金(直径17mm)はダウンライトや間接照明として、ご家庭で広く使われている口金サイズです。器具の取り付け口にあったサイズを選びましょう。

口金サイズは合っていてもLED電球本体のサイズが大きいと、器具の中に入らなかったり、はみ出てしまったりすることも。特に密閉型器具は注意が必要です。LED電球の長さや外径、口金の近くの形状も事前にチェックしておきましょう。